031 「今のままでいい」と思った瞬間から、未来は分かれ始める。
- lonfieekyoto
- 4 日前
- 読了時間: 4分
前回は、10年後も選ばれるサロンが準備しているものは、特別な技術や設備ではなく、「変わり続けること」だというお話をしました。
でも、こう思った方もいるかもしれません。
「変わった方がいいのは分かっている。でも、なかなか変われない。」
もし、そう感じたとしても、自分を責める必要はありません。
それは、あなたの意志が弱いからでも、努力が足りないからでもありません。
なぜなら、人はもともと、変化よりも「今の安心」を選びやすい生き物だからです。
人は、変化よりも安心を選びやすい
慣れた仕事の進め方。
長く続けてきたメニュー。
これまで積み重ねてきたお客様との関係。
人は、経験のあるものに安心を感じます。
反対に、新しいことには不安が伴います。
新しいメニューを始めること。
価格を見直すこと。
SNSやホームページなど、新しい集客方法に挑戦すること。
スタッフ教育の仕組みを変えること。
「やった方がいい」と分かっていても、なかなか最初の一歩が踏み出せない。
これは、サロン経営者だけに起こることではありません。
人は誰でも、今あるものを守ろうとする気持ちを持っています。
だからこそ、変われない自分を責める必要はありません。
「今のままでいい」は、悪い言葉ではありません
サロンを続けていると、「今のままでいい」と思う瞬間があります。
お客様が来てくださっている。
スタッフが成長している。
毎日の営業が安定している。
忙しくも充実した日々を過ごせている。
それは、あなたがこれまで積み重ねてきた努力の結果です。
「今のままでいい」と感じることは、決して悪いことではありません。
むしろ、守るべきものを築いてきたからこそ生まれる感覚でもあります。
大切なのは、「今のままでいい」と思うことではありません。
その言葉のあとに、どんな問いを持てるかです。
分かれ道は、「今のままでいい」と思った、その先にある
「今のままでいい」と思った時、そこには2つの道があります。
一つは、その安心の中で立ち止まり続ける道。
もう一つは、
「今のままでいい。でも、本当にこのままでいいのだろうか」
と、もう一歩だけ考えてみる道です。
この違いは、今日や明日では大きく見えません。
しかし、その小さな選択を1年、3年、5年と積み重ねた時、少しずつ差が生まれていきます。
変わらないことを選び続けたサロン。
変わることを恐れず、少しずつ形を整えてきたサロン。
どちらが正解ということではありません。
大切なのは、自分のサロンがどちらへ向かっているのかを、時々見つめ直すことです。
気付くことが、最初の一歩になる
だから、必要なのは「今すぐ変わらなければ」と焦ることではありません。
まずは、自分に問いかけてみることです。
「今、自分は“今のままでいい”と思考を止めていないだろうか。」
その小さな気付きが、変化の始まりになります。
例えば、
「これは、本当に今のお客様に合っているだろうか。」
「何年も続けているけれど、今の時代にも必要とされているだろうか。」
「できない理由を探しているだけになっていないだろうか。」
大きな決断ではなくても構いません。
一つの問いを持つだけで、人は少しずつ変化を見ることができます。
変わりたくない自分を、責める必要はありません
人は、変わりたくない生き物です。
それは、これまで守ってきたものや、大切にしてきた経験があるからこそ生まれる自然な感情です。
だから、変われない自分を責める必要はありません。
ただ、「今のままでいい」と思った瞬間に、もう一度だけ考えてみる。
「本当に、このままでいいのだろうか。」
その小さな習慣が、10年後もお客様に選ばれるサロンであり続けるための、大切な土台になっていきます。
次回は、そんな「立ち止まって考える時間」について。
忙しいサロンほど、なぜ考える時間を持つことが大切なのかをお話しします。
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