030 第二章|10年後も愛されるサロンへ
- lonfieekyoto
- 3 日前
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更新日:1 日前
第一章では、「長く続くサロンの土台」について、一緒に考えてきました。
継続すること。
無理をしないこと。
利益を残すこと。
お客様との関係を育てること。
人を育てること。
そして今日から、第二章が始まります。
テーマは、
「10年後も愛されるサロンへ。」
その最初の記事として、こんな問いから始めてみたいと思います。
10年後も選ばれるサロンは、今何を準備しているのか。
少しだけ、昔のことを思い出してみてください。
あなたが、スタイリストとしてデビューした頃のことです。
初めてお客様を担当した日の緊張。
思うように売上が上がらず、悔しい思いをしたこと。
先輩の背中を見て、「いつか追い付きたい」と思ったこと。
営業後に遅くまで残って練習した日もあったかもしれません。
新しい技術が出れば学びに行き、流行が変われば練習をして、お客様に喜んでいただくために、必死に前へ進んできた。
そして、その積み重ねがあったからこそ、今のあなたがあります。
もし、あの頃のあなたが、
「今のままでいい。」
と思っていたら、今の場所には辿り着いていなかったのではないでしょうか。
サロン経営も、実は同じなのだと思います。
サロンを始めて10年、15年と経つと、ありがたいことに顔なじみのお客様が増えていきます。
いつもの時間にお客様が来店し、いつもの会話をして、いつもの施術をする。
それは、とても幸せなことです。
でも、その穏やかな日常は、ときに私たちから「変わる理由」を少しずつ奪っていきます。
「今のままで大丈夫。」
「うちは昔からこのやり方だから。」
「新しいことは、もういいかな。」
気付けば、変化することよりも、現状を守ることが目的になってしまう。
よく、「ゆでガエル」という例え話があります。
熱いお湯に入れられたカエルはすぐに飛び出しますが、常温の水に入れて少しずつ温度を上げていくと、変化に気付かないまま、逃げ出すタイミングを失ってしまう、というものです。
変化を止めたサロンの多くも、ある日突然お客様が離れるわけではありません。
少しずつ、本当に少しずつ、選ばれなくなっていく。
気付いた時には、もう手遅れになっていることもあります。
少し、これまでを思い出してみてください。
30年前、スマートフォンはまだ存在していませんでした。
お客様がSNSでお店を探すようになったのは、ここ10年ほどのことです。
そして、AIがお店探しを手伝ってくれるようになったのは、まだほんの最近のことです。
これだけのスピードで、お客様とサロンとの出会い方は変わり続けてきました。
しかも、この変化の上昇曲線は、これから先、さらに急になっていくと言われています。
私たちが「今のままで大丈夫」と立ち止まっている間にも、世の中はすでに次の変化へ進んでいます。
お客様の価値観は変わります。
流行も変わります。
技術も変わります。
そして何より、お客様自身の人生が変わっていきます。
では、10年後も選ばれるサロンは、今何を準備しているのでしょうか。
正直に言えば、10年後がどんな時代になっているのか、誰にも正確には分かりません。
今のスピードを見ていると、私たちの予想を超えたところに、その答えがあるかもしれません。
だからこそ、大切なのは、「10年後に何が起きるか」を言い当てることではないのだと思います。
何が起きても、そこに向き合い、対応していける自分でいること。
準備すべきは、特定の答えではなく、答えのない時代に対応し続けられる力そのものなのではないでしょうか。
私は、それは新しい機械でも、最新の技術でもないと思っています。
もちろん、それらも大切です。
でも、もっと根本にあるものがあります。
それは、
「変わり続けること」 ではないでしょうか。
新しいものを受け入れる柔軟さ。
お客様の小さな変化に気付く観察力。
「一度やってみよう」と思える実行力。
そして、「今のままでいいのだろうか」と、自分自身に問い続ける姿勢。
振り返ってみれば、あなた自身も、そうやって変わり続けてきたはずです。
だからこそ、10年後も選ばれるサロンが準備しているものは、特別な何かではありません。
それは、若い頃のあなたが持っていた、
「もっと成長したい。」
「もっとお客様に喜んでいただきたい。」
という気持ちを、今も失わずに持ち続けることなのかもしれません。
選ばれることと、愛されることは、少し違います。
選ばれるのは、その瞬間の比較の結果かもしれません。
でも、愛されるのは、変わり続ける姿を、お客様がずっと近くで見てきてくださった結果です。
時代は、これからも変わっていきます。
お客様も変わります。
そして、私たち自身も変わっていきます。
でも、変わり続けることを恐れなければ、きっとサロンは、10年後もお客様から必要とされ続ける。
私たちは、そう信じています。
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