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014 売上を追う経営から、利益を残す経営へ。|数字が苦手でも大丈夫な、お金の見方

更新日:6 時間前

「今月、過去最高売上でした!」


この言葉を聞くと、経営者として嬉しくなりますよね。


努力してきた結果。お客様に選ばれた証。スタッフと一緒に積み重ねてきた成果。


売上は、間違いなくサロン経営において大切な数字です。


でも、少しだけ考えてみてください。

その売上は、本当にあなたのサロンを豊かにしていますか?


売上が伸びているのに、なぜか手元にお金が残らない。

忙しく働いているのに、余裕が生まれない。


もし、そんな感覚があるなら、一度「売上」ではなく「利益」という視点からサロンを見てみる必要があるかもしれません。


数字が苦手なのは、当たり前のこと


美容師さんの多くは、若い頃から技術を磨くことに時間を注いできたと思います。


営業後の練習。休日の講習。先輩から技術を学ぶ時間。

お客様に喜んでいただくために、たくさんの努力を積み重ねてきた方が多いのではないでしょうか。


だからこそ、「数字を見るのが苦手」「経営のお金の話は難しい」と感じる方がいるのは、決して不思議なことではありません。


技術を磨く時間と、経営を学ぶ時間。


どちらも大切ですが、学ぶ機会が違っていただけなのです。

この記事でお伝えしたいのは、会計の専門知識を身につけましょう、という話ではありません。


難しい数字を完璧に理解することではなく、経営者として「お金の流れを見る感覚」を少し持つことについてのお話です。


売上が増えれば、経営は成功なのか?


もっと上手くなりたい。

もっとお客様に喜んでもらいたい。

もっと多くのお客様に自分の技術を届けたい。


その想いの積み重ねが、売上につながっていきます。


売上が増えることは、素晴らしいことです。

しかし、経営において本当に大切なのは、


「いくら売ったか」だけではなく、「いくら残ったか」


を見ることです。


例えば、月商100万円のサロンがあったとしても、

材料費・広告費・人件費・家賃・水道光熱費・決済手数料

などを支払った後に、ほとんど利益が残らなければ、将来への投資はできません。


逆に、売上規模が大きくなくても、しっかり利益を残せているサロンは、長く安定して成長していくことができます。


感覚は、間違っていない


サロン経営をしていると、こんな感覚になることはありませんか?


「この料金設定は高すぎないだろうか」

「広告費をかけすぎている気がする」

「材料費が以前より増えている気がする」

「スタッフの給与をもっと上げたいけれど余裕がない」


長年お客様と向き合ってきた経験。

現場で培った直感。


それは、美容師さんが持っている大きな強みです。


感覚が間違っているわけではありません。


ただ、その感覚を支える「ものさし」として数字を少し持っておくことで、経営判断に自信を持てるようになります。


数字は、感覚を否定するものではありません。

感覚を、より確かなものにするための道具です。


数字を見ることは、冷たい経営ではない


数字を見るというと、


「お金のことばかり考えているようで嫌だ」


そう感じる方もいるかもしれません。

しかし、本当は逆です。


数字を見ることは、


お客様により良いサービスを届けるため。

スタッフが安心して働ける環境を作るため。

サロンを未来へ残していくため。


必要なことなのです。


もっと良い薬剤を使いたい。

店内を改善したい。

スタッフ教育に投資したい。

新しい設備を導入したい。


こうした未来の選択肢を増やしてくれるものが、利益です。


利益を残す経営とは、蛇口を管理すること


「利益」という言葉に、少し抵抗を感じる方もいるかもしれません。


「利益を出す=自分だけが得をすること」


そんなイメージを持ってしまうからです。

でも、利益の本当の役割は違います。


利益とは、未来へ使うために残しておく余力です。


そこで、サロンのお金の流れを水道の蛇口に例えて考えてみます。


入り口にある蛇口は「売上」です。

ここから入る水を増やすこと。


つまり、お客様に選ばれる価値を作ることは大切です。

しかし、入ってきた水は、そのまま残るわけではありません。


出口にも蛇口があります。

家賃。人件費。材料費。広告費。設備費。


さまざまな場所へ水は流れていきます。


利益を残す経営とは、


「入り口の蛇口を大きくすること」

そして、

「出口の蛇口を適切に管理すること」


その両方を見ることなのです。


ざっくりでいい、電卓ひとつのお金の確認


難しく考える必要はありません。

まずは、大まかな感覚を持つことから始めてみてください。


例えば、1日の売上が10万円だったとします。

そこから、

材料費が10%なら → 1万円

人件費が40%なら → 4万円

家賃や光熱費などが15%なら → 1万5千円

広告費などが10%なら → 1万円

残りは約2万5千円。


もちろん実際の数字はサロンによって異なります。

大切なのは、1円単位まで計算することではありません。


「売上10万円あっても、全部が自分のお金ではない」

という感覚を持つことです。


細かな管理は、税理士さんや会計の専門家に任せたらいいんです。得意な人に。

オーナーに必要なのは、経営判断をするための大きな地図なのです。


ホットペッパーは高いのか?安いのか?


例えば、広告費について考えてみます。


「広告費は高い」

そう感じることもあるかもしれません。


しかし、本当に見るべきなのは、金額だけではありません。

その広告によって、


何人のお客様と出会えたのか。

そのお客様が、その後何回来店してくださったのか。

年間でどれだけの価値につながったのか。


そこを見る必要があります。


例えば、月10万円の広告費で新しいお客様と出会い、その中から長く通ってくださるお客様が増えていくのであれば、それは単なる支出ではなく、未来のお客様との関係を作るための投資とも考えられます。


大切なのは、


「いくら払ったか」

だけではなく、

「その先にどんな価値が生まれたか」


を見ることです。


経営者の仕事は、売上を作ることだけではない


美容師として、お客様を喜ばせる。

これは、とても価値のある仕事です。


でも、経営者になると、もう一つ大切な役割があります。

それは、


作った価値を、未来へつなげること。


売上を作る。

利益を残す。

利益を未来へ投資する。


この循環を作ることです。


Lonfieeが考える「利益」とは


私たちは、利益を「経営者だけの取り分」だとは考えていません。


利益とは、


お客様へより良い価値を届けるため。

スタッフが安心して働くため。

サロンを長く続けるため。

未来への選択肢を増やすため。


必要なものだと考えています。


売上を増やすことも大切です。

でも、残す力がなければ、その成長は続きません。


今日から始められる、小さな一歩


いきなり難しい帳簿管理を始める必要はありません。

まずは、こんなことから始めてみてください。


  • 今月の売上から、大まかな経費割合を考えてみる

  • 材料費や広告費が売上の何%くらいなのか確認してみる

  • よく行くお店を見ながら「このお店はどうやって利益を残しているのだろう」と考えてみる


正確さよりも、経営を見る目を育てることが大切です。


最後に


売上は、サロンの可能性を広げます。

利益は、その可能性を継続させます。


お客様にもっと喜んでもらうため。

スタッフが安心して働くため。

サロンを10年後、20年後も続けていくため。


利益は、必要な力です。


利益を残すことは、誰かから奪うことではありません。

未来へ価値を届け続けるための準備です。


売上を追う経営から、利益を残す経営へ。

あなたのサロンが、これからも長く愛され続けるために、今一度、お金の流れを見直してみませんか。


あなたのサロンには、あなたが思っている以上の価値があります。

Salon Growth Lab(運営:Lonfiee)は、長く愛され、長く続くサロンづくりを応援しています。

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