017 なぜ、あなたのサロンにホームページが無いのですか?【後編】
- lonfieekyoto
- 7月13日
- 読了時間: 6分
前回の記事では、サロンは、ただ施術を提供する場所ではなく、一つのブランドである、というお話をしました。
あなたが独立した理由。大切にしている技術。お客様への想い。作り上げた空間。
そこには、あなたにしかない価値があります。
しかし、ここで一つ考えてほしいことがあります。
その価値は、どこで伝えていますか?
ペイドメディアは、サロン経営に必要な存在です
現在、多くのサロンが活用しているペイドメディア(集客媒体)。
代表的なものとして、
ホットペッパービューティー、SNS広告、予約サイト、Google広告などがあります。
これらの媒体は、決して悪いものではありません。
むしろ、サロン経営において非常に重要な役割を持っています。
なぜなら、「まだあなたのサロンを知らない人との出会い」を作ってくれるからです。
新規のお客様と出会う。自分のサロンを知ってもらう。予約につなげる。
これは経営において欠かせません。
ただし、大切なのは、それぞれの役割を理解することです。
ペイドメディアには、ペイドメディアの攻略法があります
例えば、ホットペッパービューティー。
そこで選ばれるためには、
検索されるキーワードを理解する。
スタイル写真を魅力的に見せる。
クーポンを設計する。
メニュー名を工夫する。
口コミを増やす。
予約までの導線を整える。
など、媒体の特性を理解した取り組みが必要です。
これは、「その媒体の中で、どう選ばれるか」を考えること。つまり、攻略です。
どんな集客媒体にもルールがあります。
そのルールを理解し、最大限活用する。これは経営者に必要な能力です。
ペイドメディア攻略と、ブランド作りは目的が違います
あなたのサロンの魅力は、ペイドメディアだけで十分に伝わっていますか?
ホットペッパービューティーで見る情報。
施術写真。クーポン。料金。口コミ。スタッフ紹介。ブログ。
もちろん、どれも大切な情報です。しかし、そこには一つの特徴があります。
お客様が、複数のサロンを並べて選んでいる場所だということです。
価格を見る。口コミを見る。写真を見る。場所を見る。これは当然のことです。
お客様は、自分に合うサロンを探しているのですから。
でも、その環境では伝えにくいものがあります。
それは、「なぜ、そのサロンをやっているのか」という背景です。
人は、理由を知った時に価値を感じます
例えば、「髪質改善が得意です」というサロン。これは素晴らしい特徴です。
しかし、同じ言葉を使っているサロンはたくさんあります。
では、「なぜ髪質改善にこだわるようになったのか」まで伝えたらどうでしょう。
過去に髪で悩んでいたお客様を担当した経験。
その方が髪型を変え、自信を取り戻した瞬間。
もっと髪を綺麗にする技術を追求したいと思った理由。
そこには、そのサロンだけの物語があります。
技術は真似できても、想いが生まれた背景は真似できません。
あなたのサロンのブランドは、誰が育てるのでしょうか
ここで、公式ホームページの話になります。
ホームページは、ただ予約を取るための場所ではありません。
あなたのサロンの価値を伝え続ける場所です。
Instagramは、とても便利です。
日々の発信ができ、お客様との距離を縮めることもできます。
しかし、SNSは流れていきます。
昨日の投稿も、1年前の投稿も、同じタイムラインの中に埋もれていきます。
ペイドメディアも同じです。
多くのお客様と出会える場所ではありますが、基本的には比較のための場所です。
だからこそ、自分自身のブランドを表現できる、もう一つの場所が必要になります。
Googleで見つけてくれた人を、もう一度比較の場所へ戻していませんか?
例えば、お客様がGoogleで「京都 美容室」「髪質改善 京都」と検索し、
その中からあなたのサロンを見つけてくれたとします。
これは、とても大きな出会いです。
すでに、「あなたのサロンを探している可能性がある人」だからです。
では、その出会いの先には何がありますか。
Googleビジネスプロフィールのリンクをたどった先が、
「〇〇サロン|ホットペッパービューティー」になっていませんか。
もちろん、ホットペッパービューティーが悪いわけではありません。
新規のお客様と出会うために、とても大切な集客媒体です。
しかし、Googleであなたのサロンを見つけてくれたお客様は、
すでにあなたに興味を持ってくれています。
その方を、なぜもう一度、たくさんのサロンが並ぶ場所へ戻してしまうのでしょうか。
例えば、あなたが誰かに「このお店、絶対好きだと思うよ」と紹介されて訪れたとします。
その入口で、「ちなみに近くには、他にも同じようなお店がたくさんありますよ」と、
別のお店が並ぶ場所へ案内されたら、少し拍子抜けしませんか。
その出会いの先で、何を伝えるか
比較して選ぶことも、もちろんお客様の自由です。
でも、あなたのサロンを見つけてくれた瞬間は、あなたの価値を伝える絶好のタイミングでもあります。
そこで伝えられるのは、「予約はこちら」だけではありません。
なぜ、このサロンを作ったのか。どんな想いで、お客様と向き合っているのか。
それを知ってもらうことで、「近いから行く」ではなく、
「このサロンだから行きたい」という選択につながります。
Google検索や地図検索からの訪問は、ただのアクセスではありません。
あなたの価値を求めて、たどり着いた出会いです。
その出会いを、比較の場所へ渡すのか。あなたのブランドを伝える場所へ迎えるのか。
これは、サロン経営者が考えるべき大切なポイントです。
ホームページとは、サロンブランドの資産です
サロン経営で大切なのは、今日の予約数だけではありません。
未来のお客様に、「このサロンにお願いしたい」と思ってもらう理由を作ることです。
ペイドメディアは、お客様との出会いを作る場所。
公式ホームページは、あなたのサロンの価値を伝え、育てていく場所。
どちらが良い悪いではなく、それぞれ役割が違うのです。
あなたが時間をかけて作り上げてきたサロン。
そこには、あなたにしか語れない想いがあり、
何年もかけて磨いてきた技術があり、
大切にしてきたお客様との関係があります。
それは、誰かが作ってくれたものではなく、あなた自身が守り、育ててきたものです。
その価値を、言葉や画像で表現すること。
それは単なる情報発信ではなく、あなたが作り上げてきたサロンの想いを、未来のお客様へ届け続けることです。
最後に
あなたのサロンは、すでに一つのブランドです。
そのブランドは、広告だけでは育ちません。
お客様との出会いを積み重ね、信頼を育み、その価値を言葉にして届け続けることで、少しずつ育っていくものです。
ペイドメディアは、お客様と出会うための大切な場所です。
そして、公式ホームページは、あなたのサロンの価値を伝え続ける場所です。
どちらか一方が正解なのではなく、それぞれの役割を理解し、活かしていくことが大切なのだと思います。
あなたのサロンには、あなたにしか語れない物語があります。
その価値を、自分自身の言葉で未来のお客様へ届け続ける場所を持つこと。
それが、これからの時代のサロンブランドづくりなのかもしれません。
あなたのサロンには、あなた自身の言葉で価値を伝え続けられる場所がありますか?
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