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023 ホームページは、サロンの価値を翻訳する場所 〜大切なのは「見せる」ことではなく「伝わる」こと〜

前回の記事では、

ホームページは、サロンの価値を未来へ届ける情報資産になる、というお話をしました。


サロンを作った理由。

大切にしている技術。

お客様への想い。

これまで積み重ねてきた経験。


それらは、あなたにしかない大切な価値ですよ、というお話でしたね。


では、その価値を伝えるために、どんなホームページを作ればいいのでしょうか。


今回は、「翻訳する」という前回までの視点を、実際のクーポン表現を題材に、

もう一歩具体的に掘り下げてみたいと思います。


ホームページを作るなら、素敵なものにしたい


これは、多くのサロンオーナーさんが思うことではないでしょうか。


せっかく作るホームページ。

自分が大切にしているサロンだからこそ、


「世界観を表現したい」

「綺麗な写真を載せたい」

「おしゃれなデザインにしたい」


そう考えるのは自然なことです。

そして、その想いはとても大切です。

サロンの雰囲気や世界観を伝えることも、ホームページの大切な役割だからです。


ただ、ここで一つ考えてほしいことがあります。

ホームページの目的は、「綺麗に見せること」だけでしょうか。


ホームページは、誰のために存在するのか


ホームページを見る人は誰でしょうか。

多くの場合、それはまだあなたのサロンを知らない未来のお客様です。


その方は、あなたの技術をまだ知りません。

あなたがどれだけ努力してきたかも知りません。


だからこそ、ホームページで必要なのは、

「私たちは素晴らしいサロンです」と伝えることだけではありません。


お客様が知りたい答えを用意することです。


自分が伝えたいことと、お客様が知りたいことは違う


ここは、サロン経営において非常に大切なポイントです。

サロン側は、自分たちのこだわりを伝えたいと思います。


・こだわりの薬剤

・最新の技術

・使用しているブランド

・特別な設備

・受賞歴


もちろん、これらには価値があります。

そこには、美容師さんが時間をかけて学び、磨いてきた努力があります。


しかし、お客様が最初に知りたいことは、少し違う場合があります。


「それは私の悩みを解決してくれるの?」

「私に合っているの?」

「安心して任せられるの?」


ということです。


具体的に見てみましょう。ホットペッパービューティーのクーポン例


例えば、こんなクーポン表現を見かけることはありませんか?


「【人気No.1◎】カット+ケアカラー+COTAトリートメント+COTAスパシャンプー」


このクーポンには、サロン側の想いがあります。


「良い薬剤を使っています」

「髪を大切にしています」

「こだわった施術を提供しています」


ということを伝えたいのだと思います。それは決して間違いではありません。


しかし、お客様全員が、「COTAだから良い」と理解できるでしょうか。


中には、

「COTAって何だろう?」

「普通のトリートメントと何が違うの?」

「それで私の髪はどう変わるの?」


と思う方もいるかもしれません。


もちろん、COTAというブランド名には価値があります。

長年、多くの美容師さんに支持されてきた理由があります。

しかし、その価値を知らないお客様に届けるには、もう一段階の説明が必要になります。


つまり、サロン側にとって価値のある言葉でも、お客様にとっては価値が伝わっていない場合があります。


大切なのは、「何を使うか」より「どう変わるか」


もちろん、使用する薬剤や技術を伝えることは大切です。

しかし、その前に必要なのは、お客様にとっての未来を伝えることです。


例えば、

「【人気No.1◎】カット+ケアカラー+COTAトリートメント+COTAスパシャンプー」


よりも、

「【乾燥・パサつき改善◎】カット+艶カラー+まとまり髪質改善トリートメント」

「【カラー後も艶髪へ◎】ダメージ補修ケアカラー+髪質改善トリートメント」


と伝えたほうが、お客様の未来を伝えることになると思います。


お客様が知りたいのは、商品名だけではありません。

その結果、自分がどう変われるのか。きっとそこに価値を感じます。


ホームページは、サロンの価値を翻訳する場所


美容師さんにとって当たり前のこと。

長年研究してきた技術。

こだわり抜いた薬剤選び。

丁寧なカウンセリング。


それらは、すでに価値があります。

しかし、専門家の言葉のままでは、必要としている人に届かないことがあります。


だからこそ、ホームページでは、サロンの価値をお客様に分かる言葉へ翻訳する必要があります。


COTAの例のように、ブランド名や技術名の一歩先にある「変化」まで言葉にできるかどうか。

そこが、翻訳の精度を決めます。


おしゃれだけでは、選ばれる理由にならない


素敵な写真。

綺麗なデザイン。

統一された世界観。


これらは、サロンの魅力を伝える大切な要素です。


しかし、それだけでは、「なぜ、このサロンを選ぶのか」という理由には届きません。

必要なのは、


・どんな悩みを解決できるのか

・どんな人に向いているのか

・なぜその技術を大切にしているのか

・どんな未来を提供できるのか


という答えです。


最後に


ホームページは、ただ綺麗なページを作るためのものではありません。

あなたが大切にしている価値を、必要としている人へ届けるための場所です。


おしゃれであることも大切。

世界観を表現することも大切。


でも、その先にある、「伝わる」という視点を忘れてはいけません。


あなたのサロンには、あなたにしか語れない価値があります。

その価値を、お客様が理解できる形へ届けること。


それが、選ばれるホームページ作りの第一歩なのです。

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