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028 チームでつくるサロンの価値 〜一人ではつくれない、お客様の満足がある〜

前回は、「気付く力は、技術と同じくらい価値がある」というお話をしました。


お客様の小さな変化に気付き、スタッフの様子に気付き、サロン全体を見る視点を持つこと。


その積み重ねが、お客様への価値につながっていく、というお話でした。


今回は、その気付く力が集まることで生まれる、「チームの価値」について考えてみたいと思います。


サロンは、一人ではつくれない


サロン経営をしていると、つい技術や売上に目が向きがちです。

もちろん、それらはとても大切なものです。


ですが、お客様が「また来たい」と思う理由は、担当スタイリストの技術だけで決まるものではありません。


電話への丁寧な対応。

笑顔のお出迎え。

気持ちの良いシャンプー。

タイミングよく出してくれたドリンク。

スタッフ同士の雰囲気。

お見送りの一言。


お客様は、サロンで過ごした時間のすべてを体験しています。

つまり、お客様が満足しているのは「誰か一人の仕事」ではなく、

「チームがつくり上げた時間」なのです。


「自分の仕事ではない」がなくなった時、チームは強くなる


サロンワークを見ていると、できるチームには共通点があります。

それは、「自分の仕事ではない」という言葉が少ないことです。


タオルが足りなければ補充する。

受付が混み始めたらフォローに入る。

後輩が困っていれば声を掛ける。

先輩の動きを見て準備をする。

忙しいスタッフがいれば、自分ができることを探す。


誰かが困っている時に、「自分には関係ない」と考えるのではなく、

「自分にできることは何だろう」と考えられる。


そんな小さな行動の積み重ねが、チームの強さをつくっていきます。


お客様は、チームワークを見ています


忘れがちなことですが、お客様はスタッフ同士の関係性をよく見ています。


声の掛け方。

スタッフ同士の表情。

連携のスムーズさ。

気遣いの言葉。


「仲の良いサロンだな。」

「雰囲気がいいな。」

「安心して過ごせるな。」


そんな印象は、スタッフ一人ひとりの日々の行動から生まれています。


逆に、どれだけ技術が高くても、スタッフ同士がギスギスしていたり、

連携が取れていなかったりすると、お客様は敏感に違和感を感じ取ります。


サロンの空気感は、お客様にとっての大切な価値の一つなのです。


チームワークは、教育によって育つ


チームワークは、生まれ持った相性だけで決まるものではありません。


「相手を思いやること。」

「困っている人がいたら手を差し伸べること。」

「自分の役割の外にも、目を配ること。」


そんな価値観を、日々のサロンワークの中で伝え続けることによって育っていきます。


新人スタッフが先輩の姿を見て学び、先輩はオーナーの姿を見て学ぶ。

サロンの文化は、言葉と行動によって少しずつ受け継がれていくものです。


だからこそ、チームワークは「仕組み」ではなく、「文化」なのかもしれません。


チームの力が、サロンの価値になる


どんなに優れたオーナーがいても、一人だけで愛されるサロンをつくることはできません。


どんなに技術力の高いスタイリストがいても、チームの支えがなければ、

お客様に最高の時間を提供することは難しいでしょう。

サロンの価値とは、人の集合体です。


一人ひとりがお客様を想う気持ち。

一人ひとりが仲間を支える行動。

一人ひとりの仕事に対する誠実さ。


そのすべてが積み重なって、「このサロンが好き」というお客様の気持ちにつながっていきます。


最後に


チームでつくるサロンの価値は、一日で生まれるものではありません。


日々の小さな気遣いや、スタッフ同士の助け合い、お客様を思う気持ちの積み重ねによって、少しずつ育まれていくものです。


お客様は、担当者だけを見ているわけではありません。

サロンという一つのチームを体験しています。


だからこそ、「誰かがやってくれる」ではなく、「自分にできることは何だろう」と

考えられるスタッフが増えれば増えるほど、サロンの価値は高まっていきます。


次回は、「新人スタッフはサロンの未来そのもの」というテーマで、人を育てることが、未来のサロンを育てることにつながる、というお話をしてみたいと思います。

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