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050 利益を取ることは、恥ずかしいことではない ~成長するサロンが、未来へ価値を届け続けるために必要なもの~

「利益」という言葉を聞いた瞬間、心のシャッターを閉めていませんか

サロン経営の話をしていると、必ず出てくる言葉があります。


「利益」


この言葉を聞いた瞬間、


「結局、お金の話なのか」 そう感じることはないでしょうか。


心の中で、

ガラガラガッシャーン。


そんな音が聞こえるように、話を受け入れる準備を閉じてしまう。

そんな経験はないでしょうか。


でも、少し考えてみてください。

利益とは、本当に自分だけのために生み出すものなのでしょうか。



事業をする目的を、もう一度考えてみる


サロンを始めた時。

そこには、それぞれの大切な想いがあったはずです。


お客様を綺麗にしたい。

自分らしいサロンをつくりたい。

美容師として、もっと成長したい。


その想いがあったからこそ、独立という道を選んだのではないでしょうか。

では、ここで一つ考えてみたいことがあります。


事業をする目的とは何でしょうか。

サロンを経営する目的とは何でしょうか。


もちろん、お客様へ価値を届けることは大切です。

しかし、その価値を未来へ届け続けるためには、利益を生み出すことが必要になります。


利益があるからこそ、

サロンを継続できます。

スタッフの未来を守れます。

技術や設備へ投資できます。


そして、お客様へさらに良い価値を届け続けることができます。



利益は、自分のためだけのお金でしょうか


独立すると、サロンのお金と自分のお金の距離が近くなります。


自分が働いて生み出した売上。

自分が努力して築いたサロン。


だからこそ、「これは自分が得たもの」 と感じることもあるかもしれません。


でも、経営者として一度考えてみてください。

その利益は、すべて今使うためのお金でしょうか。


サロンに残る利益には、役割があります。


設備を維持する。

必要な機材へ投資する。

技術を学ぶ。

スタッフを育てる。

予想外の出来事へ備える。

未来のお客様へ価値を届ける。

のために必要な力です。

個人のお金とサロンのお金を分けて考えること。


これは単なる経理管理ではありません。

サロンの未来を守るための経営判断です。


もし、未来へ残すべき利益まで個人の生活に使い続けたら。


数年後、必要な投資をする選択肢は残っているでしょうか。

新しい挑戦をする余力は残っているでしょうか。



利益があることで、未来の選択肢が増えます


経営において、本当に怖いことは、


「選択肢がなくなること」 なのかもしれません。


やりたいことがある。

変えたいことがある。

もっと良くしたいことがある。


でも、


「今は余裕がない」 そう判断せざるを得ない状態。


利益があるということは、未来へ向けた選択肢を持てるということです。


新しい技術へ挑戦する。

設備を改善する。

スタッフへ還元する。

働く環境を整える。

次の可能性へ踏み出す。


その余白を生み出すものが、利益です。



成長の原点には、「欲」があります


少し、自分がスタイリストを目指した頃を思い出してみてください。


もっと技術が上手くなりたい。

お客様から指名される美容師になりたい。

自分のお客様を増やしたい。

誰にも負けない技術を身につけたい。


そう思ったことはありませんでしたか。

その気持ちは、何だったのでしょうか。


それは、一つの欲望だったのではないでしょうか。


「もっと良くなりたい」

「もっと認められたい」

「もっと価値を届けられる人になりたい」


その気持ちがあったからこそ、人より練習した。

学び続けた。

努力を積み重ねることができた。


成長の裏側には、「もっと」という欲があります。


私たちは、「意欲」という言葉を、


意志と欲望が重なったもの


だと考えています。


こうなりたいという方向を持つ「意志」。

そこへ向かう原動力になる「欲」。


その二つが重なることで、人は行動を起こします。

ただ、経営者になった時、考えるべきことがあります。


その欲は、何のために向けるのか。

自分だけを満たすための欲なのか。


それとも、


お客様をもっと幸せにするため。

スタッフの可能性を広げるため。

サロンを未来へ残すため。

関わる人たちの未来を良くするため。


同じ「もっと良くしたい」という気持ちでも、その方向によって意味は変わります。



サロンを未来へ残すために必要なのは、大きさではなく仕組みです


サロンを継続するために必要なのは、ただ規模を大きくすることではありません。

大切なのは、


自分一人の力だけに頼らず、価値を届け続けられる環境をつくること


です。

もし、明日あなたがサロンに立てなくなった時。

その場所は、お客様へ価値を届け続けられるでしょうか。


これは不安を煽るための問いではありません。

未来を考えるための問いです。


人を育てる。

考え方を共有する。

技術をつなぐ。

サロンの価値を未来へ残す。


そのためにも、利益という土台が必要になります。



利益について考えることは、経営者の責任です


利益を考えることは、欲深いことではありません。

経営者として、大切なものを守るために必要な責任です。


サロンを継続していくこと。

従業員の満足度を高めること。

お客様の満足度を向上させること。


そのすべては、生み出した利益をどのように未来へ還元するかによって実現していきます。

利益とは、


自分だけが受け取るものではなく、

大切なものへ届け続けるために生み出すものです。

利益を取ることは、想いを薄めることではありません。


むしろ、

その想いを未来へ残すための力です。


成長したいという意欲。

もっと良くしたいという欲。


それらに正しい方向を与えること。

そして、その力をお客様やスタッフ、サロンの未来へ還元すること。


それが、経営者として向き合うべき責任なのだと思います。



この記事を書いた意図


サロン経営において「利益」という言葉は、時に誤解されやすいテーマです。

しかし、利益は単なる経営者個人のためのものではありません。


サロンを継続するため。

スタッフの未来を守るため。

お客様へ価値を届け続けるため。


未来の選択肢を増やすために必要な経営資源です。

この記事では、利益を「得るもの」ではなく、「未来へ還元するために生み出すもの」として捉え直し、経営者が利益と向き合う意味について考えました。


長く愛されるサロンづくりには、技術や接客だけではなく、価値を届け続けるための経営視点が必要です。



この記事を書いた人


株式会社Lonfiee

理美容業界に携わる中で、サロン様や美容師の皆様と関わりながら、「長く続くサロンづくり」について発信しています。

商品や技術の情報だけではなく、

お客様との関係づくり。

スタッフとの向き合い方。

経営者としての視点。

未来へ続くサロンのあり方。

サロンが長く必要とされるために大切な考え方を、共に考える場所として「サロン成長研究所」を運営しています。

Long Field

長く、共に、縁を大切に。

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