top of page

003 なぜサロンは忙しいのに利益が残らないのか?

更新日:7月28日

003|なぜサロンは忙しいのに利益が残らないのか?


「毎日忙しいのに、思ったほど利益が残らない。」


もし、そう感じたことがあるなら。

まず最初に、お伝えしたいことがあります。


それは、あなただけではないということです。


私たちは、日々多くのサロンオーナー様とお話をしています。


美容室。

理容室。

ネイルサロン。

アイラッシュサロン。

エステサロン。


業態は違っても、驚くほど同じ言葉を耳にします。


「ありがたいことに、毎日忙しくさせていただいています。」

そして、その後に続く言葉も、驚くほど同じです。


「でも、なぜか利益が残らないんです。」


少しだけ、考えてみてください。

忙しいことと、利益が残ることは、本当にイコールなのでしょうか。



継続するためには、利益が必要です


前回の記事で、私たちは「継続することの価値」についてお話ししました。

そして、その継続を支えるものがあります。


それが、「利益」です。


利益という言葉を聞いた瞬間、心のシャッターがガラガラガッシャーンと閉まってしまう方もいらっしゃるかもしれません。


でも、少しだけ聞いてください。

利益とは、自分だけを豊かにするためのものではありません。


スタッフのお給料を守ること。

新しい設備を導入すること。

タオルを新調すること。

お客様へ、より良い価値を届けること。

そして、10年後も、この場所で仕事を続けること。


そのすべてを支えているのが、利益です。

だから私は、利益を考えることは、経営者としての責務だと思っています。



売上と利益は、まったく別のものです


例えば、月の売上が100万円あったとします。


広告費。

材料費。

人件費。

家賃。

水道光熱費。

決済手数料。


気が付けば、90万円が経費として出ていき、手元に残る利益は10万円。

実は、こうした話は決して珍しいことではありません。


少し怖い話をすると。

売上が増えても、利益が増えるとは限りません。


売上150万円。

でも、経費が140万円。

結果として、利益は10万円。


売上は増えたのに、生活は何も変わらない。

そんなことも、経営では起こります。


だからこそ。

経営者は、「いくら売れたか」ではなく、「何が残ったのか」を見る必要があります。



忙しさと利益は比例しません


少しだけ、問いかけさせてください。


最後に、ご自身のサロンを「経営」という視点で見つめたのは、いつだったでしょうか。


毎日、お客様をお迎えし。

目の前のお客様に全力で向き合い。

気が付けば、一日が終わっている。


そんな忙しい日々を過ごしている方も多いのではないでしょうか。

私たちは知っています。


サロンオーナー様が、どれだけ真剣にお客様と向き合っているかを。

お昼を食べる時間もなく働いていること。

営業後に片付けをしていること。

予約表を見ながら、来月のことを考えていること。


「もっと喜んでいただきたい。」

その想いで、ここまでサロンを続けてこられたことを。


だからこそ、お伝えしたいのです。

忙しいことは、素晴らしいことです。


それだけ、お客様に必要とされているということですから。

でも、少しだけ考えてみてください。


その忙しさは、10年後も続けられるものでしょうか。


忙しさは、お客様から必要とされている証です。

一方で、利益は、サロンを未来へ残していくために必要なものです。


この二つは、似ているようで、実は別のものなのかもしれません。

経営の視点とは、「もっと頑張ること」ではありません。


今の頑張りを、5年後、10年後につなげていくために、少しだけ立ち止まって未来を見ること。


私は、それもまた経営者の大切な仕事なのだと思っています。



利益は、お客様からいただく「ありがとう」の積み重ねです


ここで、一つだけお伝えしたいことがあります。


利益は、お客様から奪うものではありません。

適正な利益とは、お客様へ価値を届けた結果としていただくものです。


例えば。

髪のお悩みに合わせてご提案をすること。

ホームケアの大切さをお伝えすること。

「次は1ヶ月後くらいが理想ですよ。」とお話しすること。


その一つひとつは、お客様のための行動ですよね。


提案とは、単価を上げるための技術ではありません。

あなたが持っている知識と技術のすべてを使って、


「この方には、もっと綺麗になれる可能性がある。」


という本気の想いから生まれるものです。


お客様は、その違いを感じ取っています。

お客様のためになる吹き出しは、不思議と見えているものです。


反対に、自分のためだけの吹き出しは、なぜか見えないようで、しっかり伝わっています。


だから、利益をいただくことに、後ろめたさを感じる必要はありません。

それは、お客様に価値を届けた証なのですから。



あなたのサロンには、まだ伝えきれていない価値があります


私たちは、多くのサロン様と関わる中で、いつも感じることがあります。


「もっと良くできる。」

「もっと価値が伝わる。」


そんな可能性を持ったサロンが、本当にたくさんあります。


丁寧なカウンセリング。

高い技術。

居心地の良い空間。

お客様との信頼関係。


でも、それが当たり前になってしまっている。

だからこそ、お客様へ伝わっていない。


利益が残らない理由は、努力が足りないからではありません。

あなたのサロンの価値が、まだ十分に伝わりきっていないだけなのかもしれません。


私たちは、そう思っています。



最後に


忙しいことは、本当に素晴らしいことです。

それだけ、お客様に必要とされているということなのですから。


でも、サロンを未来へ残していくためには、利益も必要です。


利益を考えること。

経営を学ぶこと。


それは、お金のためだけではありません。


5年後も。

10年後も。

変わらず、お客様を笑顔でお迎えするためです。


あなたのサロンには、すでに価値があります。

あとは、その価値を適切に届けるだけなのかもしれません。


Salon Growth Labは、これからも長く愛され、長く続くサロンづくりを、一緒に考えていきたいと思っています。



この記事を書いた意図


サロン経営において、「忙しいのに利益が残らない」という悩みは、多くのオーナー様が一度は感じるものです。


この記事では、「忙しさ」と「利益」は別のものであること、そして利益を考えることは、お客様のためにサロンを未来へ残していくことと同義であることをお伝えしたいという想いで執筆しました。


利益を考えることに後ろめたさを感じるのではなく、「長く続けるための経営」という視点を持つきっかけになれば幸いです。



この記事を書いた人


株式会社Lonfiee

私たちは、理美容商材や美容機器を取り扱う理美容ディーラーです。

しかし、本当にお届けしたいものは、商品そのものではありません。

長くご縁をいただくこと。

長くサロンを続けていただくこと。

そして、共に豊かな未来を歩んでいくこと。

日々、多くのサロンオーナー様とお話しする中で感じたこと、学ばせていただいたことを、「Salon Growth Lab(サロン成長研究所)」を通じて発信しています。

Long Field

長く、共に、縁を大切に。

最新記事

すべて表示
004 美容師から経営者へ 〜サロンの未来を見る視点を持つということ〜

美容師として独立し、自分のお店を持つこと。 それは、多くの美容師さんにとって大きな夢のひとつではないでしょうか。 自分の理想の空間で、お客様を笑顔にする。 好きな技術を提供し、自分らしいサロンをつくる。 その想いは、とても素敵なことだと思います。 そして、独立したその日から、もうひとつ新しく始まることがあります。 それは、「経営者」としての人生です。 美容師を学ぶ機会はあっても、経営を学ぶ機会は少

 
 
 

コメント


bottom of page