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言葉にできて、初めて価値になる
042 第四章|言葉にできて、初めて価値になる。
第一章では、「人」について。 第二章では、「未来に続くサロンづくり」について。 第三章では、「お客様との関係」について、一緒に考えてきました。 振り返ってみると、この3つの章には、ある共通点があります。 それは、どれだけ大切なものを持っていても、それが相手に届かなければ、価値として伝わらないということです。 なぜ掃除をするのか。 なぜ、この技術を大切にしているのか。 なぜ、この価格で提供しているのか。 なぜ、お客様一人ひとりに向き合いたいのか。 その理由を言葉にできた時、初めて、その想いは誰かと共有できるものになります。 そして今日から、第四章が始まります。 テーマは、「言葉にする力」です。 言葉とは、頭の中のイメージを相手に渡すもの そもそも、言葉とは何なのでしょうか。 私は、言葉とは「自分の頭の中にあるイメージを、相手に伝えるための手段」だと思っています。 例えば、美容師さんの中には、お客様の髪を見た瞬間に、たくさんのことを感じ取っている方がいます。 髪の状態。 過去の施術履歴。 クセの出方。 普段のお手入れ方法。 その方の生活スタイル。..
lonfieekyoto
7月26日読了時間: 5分
043 お客様の言葉の、その奥を聞く。
前回は、技術や想いは、言葉にすることで初めて相手に届く価値になる、というお話をしました。 しかし、言葉にすることの難しさは、サロン側だけのものではありません。 お客様もまた、ご自身の悩みや理想を、最初から整理された言葉で伝えられるわけではないのだと思います。 「何となく扱いにくい」 「何となく変えたい」 「今の髪が、少ししっくりこない」 お客様は、まず感覚として悩みを抱えて来店されます。 その感覚を、一緒に言葉にしていくこと。 そこに、カウンセリングの大きな価値があるのではないでしょうか。 お客様が伝えてくださる言葉は、入口なのかも お客様からいただく言葉は、とてもシンプルなものが多くあります。 「短くしたい」 「軽くしたい」 「まとまりやすくしたい」 もちろん、その言葉に応えることは大切です。 しかし、その言葉だけを受け取ってしまうと、本当に求めているものとは少し違う提案になることがあります。 例えば、「短くしたい」という言葉。 そこには、 朝のスタイリングを楽にしたい。 髪を乾かす時間を減らしたい。 今の自分に少し変化を加えたい。 暑さや季節
lonfieekyoto
7月25日読了時間: 4分
044 提案とは、その人を深く知ることから始まる。
前回は、お客様の言葉の奥にある想いを聞くことについて考えました。 お客様自身も、まだ明確な言葉にできていない悩みや理想があります。 「なんとなく扱いにくい」 「最近、髪型がしっくりこない」 「少し雰囲気を変えてみたい」 一つひとつの言葉の奥には、その方だけの理由があります。 だからこそ、美容師さんに必要なのは、表面的な要望だけを見ることではなく、その方自身に興味を持ち、理解しようとする姿勢なのだと思います。 そして、その理解を形にするものが、「提案」です。 提案は、技術を当てはめることではない 美容師さんは、毎日たくさんのお客様の髪と向き合っています。 髪質。 ダメージの状態。 毛流れや生え方の特徴。 これまでの施術履歴。 一人ひとり違う情報を読み取りながら、「この方にとって、今必要なことは何か」を考えています。 それは、長い経験と学びによって磨かれた、専門家としての力です。 ただ、その専門性は、内に秘めているだけでは、お客様に届く価値になりにくいものです。 美容師さんにとって当たり前に見えていることも、お客様にとっては初めて見る景色だからです。
lonfieekyoto
7月24日読了時間: 4分
046 SNSやホームページの言葉は、誰のためのものか
前回は、スタッフへ向ける言葉について考えてきました。 人を動かすための言葉と、人を育てるための言葉。 その違いは、言葉の表面ではなく、その奥にある目的によって生まれるというお話でした。 言葉は、相手を変えるためだけにあるものではありません。 相手との関係を育てるためにあるもの。 私たちは、そう考えています。 今回は、その視点を少し外側へ広げてみたいと思います。 まだ出会っていない誰かへ届ける言葉。 SNSやホームページを通して発信する、サロンからのメッセージについてです。 私たちは、何のために発信するのでしょうか サロンがネット上で発信する理由は、さまざまです。 新しいお客様との出会いをつくるため。 サロンの存在を知ってもらうため。 新しい技術やメニューを届けるため。 どれも、サロンを成長させていく上で大切な役割があります。 ただ、そのさらに奥にある目的を考えてみたいと思います。 私たちは、本当は何を届けたいのでしょうか。 メニューの情報でしょうか。 技術の特徴でしょうか。 もちろん、それらも必要な情報です。 しかし、お客様が最終的に感じ取るもの
lonfieekyoto
7月22日読了時間: 7分
045 人を動かす言葉と、人を育てる言葉。
前回まで、お客様へ価値を届けるための「言葉」について考えてきました。 お客様が抱えている悩みや理想は、最初から明確な言葉になっているとは限りません。 だからこそ、その言葉の奥にある想いを受け取り、自分たちの専門性を、その方の日常に届く形へ変換する。 私たちは、それを「翻訳」だと考えています。 では、スタッフへ向ける言葉はどうでしょうか。 サロンの中でも、毎日のように多くの言葉が交わされています。 技術を伝える時。 仕事への向き合い方を伝える時。 お客様への想いを共有する時。 その一つひとつの言葉が、サロンの文化をつくっていきます。 ただ、お客様へ届ける言葉と、スタッフへ届ける言葉では、少し目的が違います。 お客様への言葉は、価値を届けるため。 スタッフへの言葉は、成長を支えるため。 だからこそ、考えたいことがあります。 その言葉は、相手を動かすためのものなのか。 それとも、相手が自ら成長するためのものなのか。 経験者の一言には、積み重ねた時間が詰まっています 経験を積んだ人ほど、物事を短い言葉で表現できるようになります。 「もっとお客様目線で考え
lonfieekyoto
7月22日読了時間: 5分
047 言葉にする力は、育てていける。
前回は、SNSやホームページの言葉について、「誰に届けたいのか」を具体的に想像することで、本当に届く言葉が生まれるというお話をしました。 第四章では、お客様へ向ける言葉。スタッフへ向ける言葉。 そして、まだ出会っていない誰かへ向ける言葉。 さまざまな場面での「言葉」について考えてきました。 最後に、この章を締めくくるテーマとして、 「言葉にする力は、どのように育っていくのか」について考えてみたいと思います。 「センスがない」で終わらせてしまう前に 「自分は話すことが得意ではない」 「文章を書くことが苦手だ」 そう感じる方もいると思います。 でも、私たちがこれまでお話ししてきた「言葉にする力」は、話術や文章力だけを指しているわけではありません。 もっと根っこにあるものがあります。それは、相手に興味を持つことです。 「なぜ、この方はこの悩みを抱えているのだろう」 「どうして、この言葉を選んだのだろう」 「本当は、何を求めているのだろう」 相手を理解しようとする姿勢。 その積み重ねから、届けるべき言葉が見えてきます。 お客様の言葉の奥にある想いを受け取
lonfieekyoto
7月21日読了時間: 5分
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