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お客様との関係を育てるということ
036 出会いは、まだ何も始まっていない。
第二章では、「未来に続くサロンづくり」について考えています。 変わり続けること。 忙しい毎日の中でも、立ち止まる時間を持つこと。 経営者として、ありたい姿を描き、未来に向けた選択をしていくこと。 それらはすべて、サロン自身の未来をつくるために必要な力です。 そして、未来に続くサロンを考える時、もう一つ欠かすことのできない視点があります。 それは、お客様との関係です。 どれだけ素晴らしい技術があっても、どれだけ魅力的なサロンをつくっても、その価値を受け取ってくださるお客様との関係がなければ、長く続いていくことはできません。 ここからは、「お客様との縁を育てる力」について、一緒に考えていきたいと思います。 その最初の記事として、こんな問いから始めてみたいと思います。 初めてご来店くださったお客様は、もうあなたのお客様なのでしょうか。 初回来店は、ゴールではなく、出会いの始まりです 新規のお客様が来店してくださる。 それは、サロン経営において、とても嬉しい瞬間です。 集客のために時間を使い、情報を発信し、様々な準備をして、ようやく出会えた一人のお客様。
lonfieekyoto
7月26日読了時間: 4分
037 2回目に来てくださる理由は、1回目とは違う。
前回は、初めてのご来店は、まだ「お試し」の段階にあるというお話をしました。 技術も接客も満足していただけたとしても、それだけでは、まだ「選ばれ続ける関係」は始まっていません。 では、2回目の来店には、どんな意味があるのでしょうか。 1回目は相性を確かめる時間。2回目は信頼できる人かを確かめる時間 初めての来店で、お客様が確かめていることはたくさんあります。 技術は自分に合っているか。 店内の雰囲気は心地よいか。 価格は納得できるか。 スタッフとの距離感はどうか。 つまり、「このサロンは、自分に合う場所なのか」を見ています。 しかし、2回目の来店では、少し見るところが変わります。 「前回担当してくれた人は、自分のことを覚えていてくれるだろうか」 「今回も安心して任せられるだろうか」 そんな、人と人との関係性を確かめる時間になります。 1回目は、サロンとの相性を確かめる時間。 2回目は、そのサロン、そして担当者を信頼できるかを確かめる時間。 そう考えると、2回目の接客の意味が少し変わってきます。 「前回の続き」から会話を始められるか...
lonfieekyoto
7月25日読了時間: 4分
038 常連になるとは、信頼を預けてくださること。
前回は、2回目の来店で試されているのは、サロンではなく「あなた自身」だというお話をしました。 前回の続きから会話ができる。覚えていてもらえている。そうした小さな積み重ねが、少しずつ安心感に変わっていきます。 では、その安心感が積み重なった先、「常連」と呼べる関係には、何が起きているのでしょうか。 常連とは、来店回数の話ではありません 「常連のお客様」と聞くと、多くの人は、来店回数や年数を思い浮かべるかもしれません。 月に一度、必ず来てくださる方。 何年も通ってくださっている方。 もちろん、それも大切な目安です。 しかし、本当の意味での常連とは、単純な回数だけでは測れないものだと思います。 常連とは、お客様が、あなたに「選ぶ負担」を預けてくださっている状態です。 お客様は、毎回「選び直している」わけではなくなる 初めての来店、2回目の来店では、お客様の中に、まだ小さな迷いがあります。 「本当にここでいいのか」 「自分に合っているのか」 他のサロンと比べたり、口コミを確認したり、自分に合う場所を探したりします。 しかし、信頼できる関係になると、その迷
lonfieekyoto
7月24日読了時間: 4分
039 適正な価格を受け取ることも、信頼を守ることです。
前回は、常連のお客様とは、ただ長く通ってくださる方ではなく、「選ぶ」という手間をサロンに預けてくださっている関係だというお話をしました。 「この人に任せたい」 そう思っていただけること。 それは、技術だけではなく、これまで積み重ねてきた時間や信頼の結果なのだと思います。 だからこそ、多くのサロンオーナーが、一つの悩みに向き合います。 それが、「価格」です。 「価格を変えたら、お客様が離れてしまうのではないか」 そう考えてしまう気持ちは、とても自然なものです。 長く通ってくださった方ほど、大切にしたい。 今まで支えてくださった方に、負担をお願いしたくない。 その想いは、お客様への感謝があるからこそ生まれるものだと思います。 しかし、ここで一度考えてみたいことがあります。 価格を変えないことが、本当にお客様との関係を守ることにつながっているのでしょうか。 その価格を決めた時、それは適正な価格でした 価格を見直す時、多くの方は「値上げ」という言葉に意識が向きます。 しかし、今設定している価格も、決して根拠なく決められたものではないはずです。 その当時の
lonfieekyoto
7月23日読了時間: 4分
040 離れていくお客様にも、理由がある。
前回は、値上げは、お客様との関係を壊すものではなく、これからも良い状態でサロンを続けていくための選択だというお話をしました。 しかし、どれだけお客様を大切に思い、誠実に向き合っていても、離れていかれるお客様はいます。 今回は、サロンを続けていく中で、誰もが経験する「別れ」について、考えてみたいと思います。 お客様が来なくなると、心に残るものがあります 長くサロンを続けていると、ある日、ふと気付くことがあります。 「あれ、最近あのお客様、来られていないな」 いつも座ってくださっていた席。 いつもの会話。 その方の好みや、髪の悩み。 そうした小さな記憶があるほど、来店が途切れた時には、少し寂しさが残ります。 「何か気になることがあったのだろうか」 「もっとできることがあったのではないか」 技術者として、人として、お客様を大切にしているからこそ、そう考えてしまうのは自然なことです。 別れに慣れることは、悪いことではありません しかし、長くサロンを続けていると、別れの経験も少しずつ積み重なっていきます。 最初の頃は、一人のお客様が離れてしまうたびに、大き
lonfieekyoto
7月22日読了時間: 4分
041 一生のお客様、という考え方。
前回は、離れていくお客様にも理由があり、そのすべてを防ぐことはできないというお話をしました。 どれだけ大切に向き合っていても、人生には変化があります。 引っ越し。 仕事や家庭環境の変化。 時間や価値観の変化。 それによって、今まで続いていた関係が、一度途切れることもあります。 でも、その時間がなくなるわけではありません。 その方と過ごした時間。 交わした会話。 喜んでいただけた瞬間。 その一つひとつは、サロンの中に残り続けます。 第三章の最後に、少し大きな問いを考えてみたいと思います。 「一生のお客様」とは、どのような関係なのでしょうか。 一生のお客様とは、長く通い続けてくださる方だけではありません 「一生のお客様」と聞くと、何十年も変わらず通い続けてくださる方を想像するかもしれません。 もちろん、そのような関係は、とても素晴らしいものです。 しかし、本当の意味での「一生」とは、単純に年数だけで測れるものではないのだと思います。 なぜなら、人の人生には、必ず変化があるからです。 学生だった方が社会人になる。 仕事中心だった方が家庭を持つ。...
lonfieekyoto
7月20日読了時間: 4分
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